バイクが動かなくなり10km歩くことになったときに起こった奇跡

バンセーン

先日、日本に少しの間帰った際に、持ち帰り(テイクアウト)のコーヒーが少な過ぎてタイの方が便利だなーと思ったYukiです。
#タイはコンビニよりカフェが多い

今回はタイ人の優しさに改めて感謝した話です。

前に住んでいた町で飲んだ帰り

前にバンセーンという学生が多い港町に1年ほど住んでいました。
場所はバンコクから1時間程度の場所です。

バンセーンには外国人が少なく、パタヤやバンコクの喧騒にうんざりしていた当時の僕はバンセーンを選びました。

その後、バンセーンから出て僕はシラチャに住んだのですが、今年の4月に友達がバンセーンでやっているお店に飲みに行きました。

久しぶりに会って飲んだので楽しくなってしまい帰りが遅くなってしまいました。

バイクが故障

午前3時になったころ、乗って来たバイクで岐路につきました。
バンセーンから家までだいたい20kmです。

だいたい半分の10kmほどいったところ、バイクのアクセルを握ってもスピードが上がるどころかどんどんスピードが落ち、ついには止まってしまいました。

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ものすごく中途半端なところで止まってしまいました。
周りは林に囲まれていて、近くにコンビニや歩いている人はいません。

スマホでバイクがどんな状態か調べてみると、どうやらドライビングベルトなるものが切れてしまっているらしく絶対にアクセルを回したりしてはいけないみたいでした。

午前3時に開いているバイク屋などはタイでもありません。

バイクを置いて帰るわけにもいかないので、なすすべなく僕は10kmバイクを押して歩いて帰ることに決めました。

救世主現る

10分ほど歩いて帰っていたところ、バイク2台が近づいてきました。
どうやら飲み会帰りの学生2人でした。

👨『ピー(タイ語でお兄さん)、バイクどうしたんですか?ガス欠?』
僕「エンジンはかかるから、どうやらベルトが切れたっぽいんよね。。」
👨『あーなるほど。おうちはどのへんなんですか?』
僕「シラチャのノンヤイブーだよ」
👨『歩いてノンヤイブーはヤバいですよ!僕んちはノンヤイブーの先にあるからピーの家まで押してってあげますよ!』

そう言ってくれて、10キロほど、なんと脚でバイクを押しながら家まで送ってくれました。

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本当に感動して、嬉しくて撮った一枚

家まで送ってもらったあとに、
「僕の店に来たら無料でご飯食べていいからね!
本当にありがとう!」と伝えたところ、

『全然大丈夫ですよ!僕らがたまたまあの時間にあそこを通ってピーはラッキーでしたね✨』

って言って爽やかに帰っていきました。

改めて感じるタンブンの文化

改めてタイ人の優しさに触れられました。
バイクを押してる人を道端で見かけても声を掛けますか?

僕が可愛い女の子とかなら声をかけられるかもしれませんが、身長180以上あるおっさんですよ!?

感覚的にですが、僕らが困っていると助けてくれるタイ人は多いと思います。

タンブンという言葉がタイにはあります。
【徳を積む】とよく訳されますが、お寺への寄付や、困っている人を助けると巡り巡って自分に返ってくるという仏教の考え方です。
積極的に人助けをしましょうという教えです。

タイ人にはタンブンという考え方が幼いころから身についているんだと勝手に思ってます。

素晴らしい文化ですし、タイに住んでいるので、
僕もタンブンされたからには、積極的に他の人にタンブンしていこうと思います。

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